昨年もアコースティック・トリオによる来日公演を〈ブルーノート東京〉で披露したラムゼイ・ルイス。今回はジャズ・ファンク・ファンにとって特別な意味を持つ、エレクトリック・バンドを率いての公演。
「特別」な理由、それは74年にアース、ウィンド&ファイアーのメンバーと共作したジャズ・ファンクの伝説的名盤『サン・ゴッデス(太陽の女神)』のアルバム曲を中心にプレイするというスペシャルな企画だから。
注目のステージが開演、品格を感じさせるラムゼイのプレイにはクラシックの素養も見え隠れして、時にチェンバー・ミュージックの香りさえ漂わせたかと思う と、次の瞬間にグルーヴィーに跳ねるドラミングに乗ってアフリカに飛んだり、とドラマティックな展開は余裕そのもの。名盤『サン・ゴッデス(太陽の女 神)』からの曲を織り込みつつも、ファンキーな熱っぽさは控え、むしろエレガント。
最後に演奏されたタイトル曲「SUN GODDES」のイントロのギターの音色が鳴った瞬間のカタルシスは、クラブ・フロアでラムゼイの名曲に心も体もとろけさせたファンにとって至宝の瞬間だった。(増井志乃)
2011.8.20.update

