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BOOK

『井上陽水FILE FROM 1969』発売中〈TOKYO FM出版〉

  なんというヴォリューム! 手に取って思わず発した一言。

 なにせ69年のデビューから40年分の雑誌でのインタヴューが詰まっているのだから。

 が、インタヴュー集といっても他のアーティストと決定的に違うのは、

 「基本的にインタヴューを受けない」というスタンスゆえ。

 なので、貴重なインタヴューが遡って読めるということに、大きな価値がある。

 時には、本人が寄稿している文があったり、今回、新たに取材した関係者の証言があったり、ディスコグラフィーに発表当時、雑誌に掲載されたレヴューなんかも載っていて、読ませること!

 しかし、掴みどころのない、浮遊感漂う存在感&ライフスタイルは、売れてから、キャリアを積んでからなったのではなく、最初からそうだったということが、すごい。

 加えて、初期の湿度が高いフォーク的な歌を除いて、他の歌は、全然、今も古びていないところが。特に歌詞。

 一番、時代に左右されてしまうところなのに、全然タイムレス。

 うーん、必読と言うしかない。(山崎二郎)


2009.5.22.update

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