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REVIEW&PREVIEW

『丘の上のパンク 時代をエディットする男・藤原ヒロシ半世記』/藤原ヒロシ・監修、川勝正幸・編著/発売中〈小学館〉

オーラル・バイグラフォー。それはたくさんの証言者に丹念に取材してまとめた、欧米のポップ・カルチャーの映画、テレビ番組のような、証言者が次々と繋がっていく。グルーヴ感を伴っての連鎖。藤原ヒロシという希有なトリック・スターをまるで狂言回しのようにして、70’sのパンク、スケートボードから現在までの、サブ・カルチャーの変遷を辿っているかのよう。その役割こそ、藤原本人が望んでいることに違いない。特に80’sから始まる東京のクラブ・シーンを、重要人物の背景も含めて紹介していくことは、新しい世代への貴重な文献となることだろう。藤原が、映画『ペイ・フォワード』をそのままおこなって来たことは、読み者を少なからず驚かすだろう。そして、「街の奇跡」を信じてみてもいいと教えてくれるだろう。(山崎二郎)


2009.4.20.update

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