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元英国首相アダムの自叙伝執筆を依頼されたゴースト・ライターは、取材を進めるうちに前任者であったライターの不可解な死やアダムの来歴にも違和感を抱き始める。そしてその謎を追いかける彼は次第に国家を揺るがす恐ろしい秘密の渦に巻き込まれていく…
多様なフィルモグラフィーを誇る名匠の最新作は、『フランティック』、『ナインスゲート』などで秀逸なサスペンスのテイストに嬉々としたファンには待望の本格派サスペンス。
チョイ役に至るまでこれでもかと贅沢なキャストを配置しつつ、終始抑制のきいたトーンで走り抜ける手際の良さ。 ヒッチコック作品さながら知り過ぎた男の 巻き込まれ型ノンストップ・サスペンスには緊張が持続するものの、通奏低音のようにほんの一匙のイギリス的ユーモアを随所にちりばめる洒脱さは、圧巻なエ ンディングと共に一流のエンターテインメント。ポランスキー円熟の傑作。(増井志乃)
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2011.6.05.update

