REVIEW&PREVIEW

DISC / LIVE / BOOK / MOVIE / THEATER / ART / EVENT&EXHIBITION / COMEDY / TOWN / TV / TECH / SPORTS

LIVE

アンジー・ストーン@2月9日〈ビルボードライブ東京〉

Angie Stone_02.jpg

                                                                                 Photograph by acane
99 年、当時公私に渡るパートナーであったディアンジェロのサポートを得たソロ・デビュー・アルバム『Black Diamond』を発表、黒光りするような質感のヴォーカル&サウンドは、ネオ・クラシック・ソウル界に遅れて登場した重要人物、といったインパ クトの強かったアンジー・ストーン。
ラップ・トリオやコーラス・グループなどソロ・デビュー迄の長いキャリアに裏付けされた確かなパフォーマンスに加え、ソングライターとしてもディアンジェロ作品への楽曲提供や、制作におけるR&B界の豪華人脈との交流などが、彼女の才覚を物語っている。
そんな実力は承知しつつ、当時ライヴで失神する女性続出と言われた程セクシーな存在だったディアンジェロをモノにしたアネさん、という羨望の眼差しがどうしても上乗せされ、同性から観ると更に輝きが増してしまう(下世話ですいません)。

そんな彼女の〈ビルボードライブ東京〉でのステージ。
若 いバンドマンとコーラス・ガールを従えて、貫禄を大幅に増したビッグ・レディがエスコート・ボーイと共に登場。アルバム毎に少しずつテイストの違うソウ ル・ミュージックを発表してきた彼女の多面的な横顔を、ソウルの濃密にこもったエモーショナルなヴォーカルとリラックスしたスタイルで途切れなく観せた。 メンバーのソロ・アクトにたっぷり時間を割いたせいか、本編最後の曲などは彼女の「時間切れ」のひと声で尻切れとなり退場、直後に戻ってのアンコールに客 席は戸惑う1コマも。彼女の鶴の一声に驚きつつも大急ぎで入・退場するメンバーや、MCでエスコート・ボーイをステージに呼びつけて膝の上に座り余裕たっ ぷりに可愛がる様子を観るにつけ、年齢以上の「姐さん感」をたたえた彼女の力強い女っぷりが今後も楽しみだ。(増井志乃)


2011.2.09.update

このページの先頭へ戻る