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マデリン・ペルー@5月19日〈ブルーノート東京〉

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 04年発売の大ヒット・アルバム『ケアレス・ラヴ』では、その類い稀な声の魅力に一目(聴)惚れした人も多いはず。よりシンプルでアコースティックになった新作『ベア・ボーンズ』を携えて登場の今回。彼女を含めバンド・メンバー全員がニューヨークをベースに活躍する実力派。ソフト・タッチで洗練された演奏は、ジャズ、ブルース、フォーク、シャンソンと多様なラインナップの全てにおいて都会的。ビリー・ホリディの声を持つと称されるマデリーンの、スモーキーなソフト・ヴォイスは終始リラックスして輪郭を主張せず、それを受けるバンドの柔らかい生音に溶け込むのが心地よい。

 パリに住み路上で演奏していたこともある彼女が、フランス語で披露したシャンソンのカヴァーでは、ストリート的な楽器(ピアニカや厚紙箱のお手製ドラム)に持ち替えて、ノスタルジックで温かなムードに。手練れのメンバーによるソフト・タッチな演奏のヴァリエーションは、目にも愉しい。親密で懐かしいようなセピア色のサウンドが、〈ブルーノート東京〉というコージーな空間にぴったりだった。(増井志乃)


2009.5.21.update

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