【REVIEW&PREVIEW】
TLC@7月16日〈ビルボードライブ東京〉

 ヤンチャ&キュートなキャラクターで人気のメンバー、レフト・アイの突然の他界というショッキングなニュースは、今も記憶に新しい。辛く大きな転機をむかえたTボズとチリの二人は、ファンに待望されつつも数年の活動休止状態に。そして近年徐々に活動を再開していた二人が、TLCとしてのリスタートから初来日を果たしたのが今回のステージとあって、満場の客席は稀に見るテンション。
 ステージに登場した二人は幾分大人の面差しを増して、クールなヴォーカルやダンス・パフォーマンスにも何ら翳りはなく、心配した程ブランクを感じさせない。背後のスクリーンには当時のPV映像などが流れる。時折レフト・アイの元気な姿が映る度に、楽曲の本来ラップのパートが訪れる度に、強烈な欠落感を覚えて胸をしめつける。
 そうして膨らみ続けるレフト・アイの不在という共通認識が、ステージと客席をより親密に繋いでゆくのが見える。
 MCでも繰り返したファンへの感謝の意は伊達ではなく、サインやハグを求めるファン全員に対して驚く程時間を費やし丁寧に応じていく二人。笑顔と言葉を交わし、手を握り、ハグし合う一部始終には、アーティストによるファンへの真摯な対応ということだけではおさまらない何かが感じとれた。皆の愛したとっても魅力的な女の子の不在を悼み合う、その為に必要な一連の工程だったように思う。(増井志乃)



『スチャダラパー SONY MUSIC BOX』スチャダラパー/8月11日発売〈ソニー・ミュージックダイレクト〉

 90年代初頭にリリースした『タワーリングナンセンス』、『WILD FANCY ALLIANCE』、『スチャダラ外伝』、『ポテン・ヒッツ~シングル・コレクション~』、『サイクル・ヒッツ~リミックス・ベスト・コレクション~』をデジタル・リマスター、紙ジャケット仕様、エコ・バック&ステッカー&「妄想同盟パスポート」豆本復刻などのおまけをつけてリイッシューです。(山崎二郎)



『大人チャレンジ』KOHEI JAPAN/7月28日発売〈Knife Edge/ポニーキャニオン〉

 ヒップホップと成長、ラッパーと大人になること。そんな相反するテーマを見事に表現した前作『Family』に続いての新作。童子-T、MAY'S、Moomin、YOUNGSHIM、サイプレス上野、さかいゆう、ALI-KICK(Romancrew)らが参加。(山崎二郎)




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