米米CLUBのニュー・アルバムがリリースされるが、これまでの半生を語った著作。絵描きにずっとなりたくて、それは米米CLUBでデビューし、成功した後も思い続けていたという話が興味深い。バンド結成への興味も、トーキングヘッズなどの、アート的思考を持ったバンドを聴いてということも、今の立ち位置を見ると、至極頷ける。それゆえの求められるものとの葛藤、映画制作をおこない、1作目は成功するも2作目で大赤字を喰らいピンチに陥ったこと、バンドも解散したわけも率直に綴っている。親への愛情からも、とても誠実な人柄が伝わってくる。そして今。エンターテインメントとアートを共存している活動に、ますます注目していきたいと思った。(山崎二郎)
2009.10.17.update




