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MOVIE

『クララ・シューマン 愛の協奏曲』/監督・脚本:ヘルマ・サンダース=ブラームス 出演:マルティナ・ゲデック、パスカル・グレゴリー、マリック・ジディ他 7月25日(土)より〈Bunkamuraル・シネマ〉他全国順次公開

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 クララ・シューマンと言えば、夫であるロベルト・シューマンと、14歳年下のヨハネス・ブラームスという2人の天才作曲家に愛された女性であり、7人の子の母親であり、自身もピアニスト/作曲家としても活躍していた、とされる。一体どんな魅力に溢れた人であったのだろう? そんな疑問を紐解くようなのが、本作である。

  とはいえ、もちろん軸は謎解きでもなく、歴史/音楽映画に偏ることもなく、非常に優れた恋愛映画、とも受け取れる。それは、例えばブラームスのクララへの情愛、敬愛——それは生涯貫かれることとなるのだが——が、協奏曲のように全編で響き渡っているから。「僕は君とは寝ないよ。それでも、君をこの腕でずっと抱き続ける」とクララへ誓ったブラームスの深い愛は、“プラトニック・ラヴ”なんてお手軽な形容で表現し切れるものではなかったはずである、と想像する。と同時に、夫シューマンの存在感。派手な映画が多い中、このような作品に身を任せてみるのも、いいかもしれない。(堂前 茜)
 


2009.7.11.update

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