(c)2010「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」製作委員会
きっと、多分、松田翔太が最もやりたかったであろう今作。施設で兄弟ように育ったケンタ(松田)とジュン(高良)。中卒の2人は、理不尽は環境の中で電動ブレーカーでひたらすら壁を壊す“はつり”の仕事をする日々。我慢に限界がきた2人は、ある日“見えない壁”をぶっ壊して、兄貴(宮崎)のいる北へと向かう。が、その旅の先に光りはあるのか……。魂こもった松田翔太の今まで見た事ない演技と、微妙な距離感でひょうひょうと、でも繊細に弟分を演じる高良健吾。そして、旅を共にするカヨちゃん(安藤)が、ブスでワキガという設定をリアルに存在させている、女優魂。ベスト・セラーとか、コミックとかの映画化が多い中、オリジナル作品にこだわる大森監督だからこそ作り上げられた本作。胸の奥がぎゅっと苦しくなって、何日過ぎても余韻が抜けない。映画って、そういうものでした。。。。(寺川尚美)www.kjk-movie.jp/
2009.11.11.update




