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シングルマザーのひろ子(ともさかりえ)と、保育園に通う一人息子の友也(鈴木 福)は、ある日、紋付袴にちょんまげ、腰には刀を差した、江戸に生きる侍・木島安兵衛(錦戸 亮)に出会う。180年という時を越えて変化してきた生活スタイル、男女や親子のあり方、会社や社会における人との関係や接し方、そして、作法、礼節。時に自身を省みて考えさせられる要素も随所に詰まりつつ、笑いあり、美味しそうなスイーツにも心奪われるシーンあり、などなど……、その他にも見所は盛りだくさんです。登場人物みなのキャラクターがそれぞれに立っているからこそ、時にぶつかり合っても、そこから受け取れるものがいっぱいある。そして何より、作品全体に流れる世界観がよいです。(西 慶子)
伊坂幸太郎の映画化は、私が調べたところ本作で7本目。監督によって、描かれ方は随分違ってくるが、中村義洋監督とは、3本目ということで、相性がいいようだ。柔らかいイメージを脱却した主演・境 雅人の追いつめられている姿に引き込まれていく。伊坂作品から切っても切れない音楽。今作ではビートルズが事件の鍵を握る。(寺川尚美)
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